前々回、「山形の新ブランド米『雪若丸』と『はえぬき』同時に食べ比べたい!!」ということで…
登山やキャンプでお馴染みの「シェラカップ」を使ってご飯を炊いてみたので、その方法を紹介したいと思います!
「鍋帽子」を使った炊飯法を応用してふっくら美味しく炊き上げてみました〜
今回、アウトドア用のバーナーを使用しましたが、基本的なことは同じなので他の火器でも応用できるんじゃないかと思います。
ステンレス製シェラカップとSOTOレギュレーターストーブ
まず、今回使用する道具を紹介します!
スノーピーク ステンレス製シェラカップ
まずは、「スノーピーク ステンレス製シェラカップ」!
容量は310mlとオーソドクスな300ml台のシェラカップです。内側に100mlと200mlのメモリが刻まれています。
やっぱり登山には軽いチタン製のものがいいのですが…値段がちょっとお高いんですよね〜
あと、チタン製は熱伝導が悪く焦げ付きやすいとかで、炊飯にはステンレス製かアルミ製が無難かもしれません。
SOTO レギュレーターストーブ
で、こちらが今回使用した火器の「SOTO レギュレーターストーブ」!
登山用のシングルバーナーの中にはもっと小さく軽いものもあるんですが…
- 卓上カセットコンロのCB缶(カセットボンベ)が使える
- 火力が落ちにくいというマイクロレギュレーター搭載
ということでこちらの製品を選びました。
そこまでがっつり登山しないので、入手しやすいCB缶が使えて、朝晩かなり冷え込む晩秋でも火力が落ちにくいのがいいですね。
説明書には「SOTO専用のボンベを必ず使用してください」とありますが、私はホームセンターで売られている安いカセットボンベを使っています。
※が、自己責任でお願いします!
競合商品の「イワタニ ジュニアコンパクトバーナー」とかなり迷いましたが、火力低下しにくいSOTOにしました。正直、イワタニも欲しいぃ〜><
シェラカップ炊飯のレシピ!
必要な道具
道具
- シェラカップ
- バーナー等火器と燃料
- アルミホイルorシェラカップのフタ等
- タオルor新聞紙等
- 膝掛けorニット帽等保温に利用できるもの
「鍋帽子」の代わりに、タオルなどの保温に利用できる布類を用意します。

あとで、角型クッカーでも炊飯してみましたー

シェラカップ炊飯の米と水の分量
300ml台のシェラカップで、お茶碗1杯分のご飯が炊けます。
米の体積(ml)の1.2〜1.3倍の水で炊くのが基本。
なんですが…1合未満のお米を米用計量カップで計るのはなかなか難しいので、重さ(g)に換算してみました!
米の重さ(g)の1.5〜1.6倍の水(ml)くらいがちょうどよさそうです。
【米に対する水の量】
- 米の体積(ml)×1.2〜1.3倍の水(ml)
- 米の重さ(g)×1.5〜1.6倍の水(ml)
材料
【お茶碗小盛り1杯分】
- 米・・・50g(1/3合、60ml)
- 水・・・75ml
【お茶碗普通盛り1杯分】
- 米・・・65g(80ml)
- 水・・・100ml
【お茶碗大盛り1杯分】
- 米・・・75g(1/2合、90ml)
- 水・・・115ml
私はお米50gでしか試していないので、もし間違っていたらごめんなさい!あと、300mlのシェラカップで75gはどうでしょうかね…ぎりぎり炊けるかなぁ。。。
登山やキャンプでは、家であらかじめお米を計って袋に小分けしておくと便利そうですね。水の量はレシピに細かく書きましたが、結構ざっくりで問題なく炊けました。
シェラカップでふっくら美味しいご飯を炊く方法!
では、シェラカップで炊飯したいと思います!
1. 分量のお米をシェラカップに入れる
このシェラカップには、50g(1/3合)のお米が入っています。
2. お米を30分浸水する
お米を水で研いだら、分量の水を入れ30分お米に吸水させます。
お家で美味しくご飯を炊くなら30分は吸水したいですが、短縮して15分くらいでも大丈夫かも。
3. アルミホイルでフタをする
シェラカップにアルミホイルでフタをします。
吹きこぼれを防ぐため、一ヶ所少し隙間を開けて蒸気が逃げるようにします。
4. シェラカップを火にかける
バーナーを点火し、シェラカップを火にかけます。
はじめは中火〜弱火で煮て、アルミホイルの隙間から中をのぞき、ぐつぐつと沸騰してきたらごく弱火にします。
パチパチと音がして、お煎餅のような匂いがしてきたら、火を止めます。
ちなみに、気温22℃の室内で炊飯した場合の時間経過はこんな感じ…
加熱時間は合計6分でした。
パチパチ音が結構小さいので騒がしい場所だと聴き逃すかも!お煎餅の匂いと合わせて火から下ろすタイミングをはかるのがよさそうです。
バーナーパットは使いませんでしたが、特に焦げ付きませんでした。あと、加熱中お米をお箸やスプーンなどでかき混ぜる必要もありませんでした。
5. タオルなどで保温して蒸らす
アルミホイルのフタをしっかり閉じて、鍋帽子と同じ要領で、シェラカップをタオルで包み、さらにフリースの膝掛けで包み保温します。
登山やキャンプの場合は、タオルで包んで、ニット帽や着ていない衣類なんかで包んでもよさそうかと思いますが、衣類が熱で痛まないように注意した方がいいかも!
こんな感じに包んで20分蒸らします。
こちらも、家庭で美味しくご飯を炊く場合なら20分は蒸らしたいですが、短縮して10分くらいでも大丈夫かも。
6. ふっくらご飯が炊きあがりましたー!
焦げ付くことなく、ふっくら美味しいシェラカップご飯が炊きあがりました〜!

合計調理時間
合計調理時間
【短縮なしの炊き方】
吸水30分+加熱6分+蒸らし20分=合計56分
【短縮ありの炊き方】
吸水15分+加熱6分+蒸らし10分=合計31分
短縮ありの炊き方はしていないので、美味しくできるかちょっと不明です(汗)
まとめ…感想
初めてのシェラカップ炊飯でしたが、すごく美味しく炊けて驚きです!!(使ったお米が新米だったというのもありますが…めちゃくちゃ美味しかった)
我が家では普段から鍋で炊飯してるんですが、IHでは再現できないガスの絶妙な火加減が美味しさの理由なんでしょうか?全然違いますね!
あと、普段使っているストウブ鍋はかなり厚手で沸騰するまで少し時間がかかるのですが、シェラカップはすぐ沸騰しました。
アウトドア用のクッカー(鍋など)はかなり薄手なので、すぐ熱が通るのも、燃料の消費が抑えられていいです。
近頃、台風や地震の被害で停電が長引くことが増えていますが、災害時にも応用できるご飯の炊き方なので覚えていて損はないと思います!