山形県鶴岡市の羽黒山頂上にある「出羽三山神社」に、羽黒山参道杉並木の2446段の石段を登って参拝してきたときの写真を紹介します!
2446段の階段は……なかなかキツかった!
出羽三山神社へは有料道路を使い車でもいけるので、体力に自信がない方はそちらが安心です。
あと、キツいキツいと言いましたが幼稚園児でも登れます!(後ほど登場します)
出羽三山神社の情報・場所
まだ夏真っ盛りの9月上旬だったのでもう汗だらだら!水分必須!月山登山帰りなのか登山服の方もいましたが登山服正解です!ちょっとした登山レベルです!
服装は、動きやすい服・歩きやすい靴が断然おすすめです。
出羽三山(でわさんざん)とは
出羽国(でわのくに)こと今の山形県にある羽黒山(414m)・月山(1984m)・湯殿山(1504m)の3つの山のこと。
古くから修験者や参拝者が集まる山岳信仰の場で、三山それぞれは、現在・過去・未来を表しているとされます。
三山のそれぞれの山は、羽黒山が現世(正観世音菩薩=観音浄土=現在)、月山が前世(阿弥陀如来=阿弥陀浄土=来世)、湯殿山が来世(大日如来=寂光浄 土=未来)という三世の浄土を表すとされます。近世の出羽三山詣では、羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、湯殿山で再生する巡礼が多く行 われ、生まれ変わり(死と再生)の意味をもった「三関三渡(さんかんさんど)」の旅とされました。
出羽三山神社へのアクセス
出羽三山神社への行き方は、羽黒山参道を登る方法と有料道路を通る方法の2通りあります。
羽黒山参道の2446段の石段を登る
羽黒山参道の入口は「いでは記念館」のすぐ近くにあります。
【随神門(参道入口)〜出羽三山神社(羽黒山頂上)】まで写真を撮りながら登って、所要時間は約1時間かかりました。
羽黒山有料自動車道を通る
通年営業(冬期通行止めなし)で一年中通行できるそうです。詳しい営業時間・料金等は公式サイトを確認してください。
公式サイト:出羽三山有料道路(庄内交通)
隋神門前駐車場の場所・地図
羽黒山参道入口から徒歩数分のところに3箇所の駐車場「いでは文化記念館駐車場」
「出羽三山神社駐車場」「随神門前駐車場」があるそうです。
参考サイト:いでは文化記念館(羽黒町観光協会)
地図は約120台駐車できる「隋神門前駐車場」の場所です。
いでは観光ガイド
「いでは文化記念館」では、羽黒山のガイドも行っているそうです。詳しいコース・料金・予約については参考サイトから確認できます。
参考サイト:いでは文化記念館(山形県鶴岡市観光連盟)
2446段の石段!天然記念物の羽黒山杉並木の参道
羽黒山に向かう途中…
どどーんと現れる羽黒大鳥居!この鳥居が目印!
駐車場に車をとめて、いざ羽黒山へ!
こちらは、随神門の前にある羽黒山参道の案内図です。
随神門を通った先は神域になります。随神門の写真撮るの忘れた……
随神門を通り見えてくるこの赤い橋は神橋。下を流れるのは祓川。昔、出羽三山詣での人たちはここで身を清めたそう。
この滝は須賀の滝。
随神門から徒歩10分くらいの所にある樹齢1000年の爺杉!樹の周囲は10mもあるそう!はぁ〜大きいですね〜
爺杉のすぐ近くには国宝 羽黒山五重塔!東北地方最古の塔と言われているそうです。
羽黒山の参詣道は、江戸時代に作られたそうで、全長約2km、2446段の石段があります。両脇には樹齢350〜500年の杉の巨木が立ち並び、国の特別天然記念物に指定されています。
難所!一の坂、二の坂、三の坂…
杉並木をどんどん進んでいくと…「一の坂」「二の坂」「三の坂」という急な坂があり…
こちらは、たぶん一番キツい二の坂?
近くの幼稚園の年中さん(たしか…)が、一生懸命石段を登っていました!凄い!年中行事で毎年登っているそうで、こんな小さな子供さんでも登れるとは正直驚きました〜!
二の坂を登ったところに「二の坂茶屋」があって力餅など売っていました。随神門から二の坂茶屋まではおよそ30分です。
ここで一休みするのもよいかも!
緑が青々としてきれいですね〜しかし、キツ過ぎてあまり写真撮ってなかった…orz
こちらは、石畳に刻まれたひょうたんと杯。
このような彫り物がある石が合計33個あるそうで、全部見つけることができたら願いが叶うとか!?
出羽三山神社
およそ1時間で羽黒山山頂に到着!
こちらが、月山・羽黒山・湯殿山の三神が祀られている三神合祭殿(さんじんごうさいでん)!
参拝してる人を見てわかるように、高さ28mとかなりの大きさ!屋根は厚さ2.1mの萱葺き!国の重要文化財にも指定されています。
ちょっと写真はないんですが、三神合祭殿の前には鏡池があり正面から撮影するのはなかなか難しい。
羽黒山に該当するのは、出羽神社(いではじんじゃ)のようです。
ここでお参りすれば出羽三山すべてに参詣したことになるようで、月山登山が無理な人には助かりますね!
鐘楼と建治の大鐘。こちらも国の重要文化財だそうです。これも大きい!
まとめ…感想
羽黒山参道の石畳と杉並、それに三神合祭殿がとても素晴らしかったです。
2446段の石段を人手で作るのは大変だったと思います。あの石段と巨木の杉林が、昔から変わらぬ姿であの場所にあると思うと不思議な気持ちになります。
しかし、修験者の修行の場でもあったこともあり…あの石段はかなりキツかった〜!
途中、ホラ貝を吹いた山伏姿の方がたくさんの人を案内していたり、出羽三山神社では修験者姿の人も見かけました。
あと、トイレはたしか参道入口と出羽三山神社の敷地内にあったと思います。
朱塗りの三神合祭殿はもちろん美しいのですが、あの厚さ2.1mの萱葺き屋根が素晴らしい!山形県南陽市の熊野大社の萱葺き屋根もかなり大きく感じましたが、三神合祭殿は本当に大きいです。
この重厚感は、実物を見ないとたぶん伝わらないかな〜。
「西の伊勢参り、東の奥参り」といいますが、この夏「東の奥参り」出羽三山詣の旅はいかがでしょうか?
写真一言:思いのほかキツくてあまり写真撮ってなかったorzもう一度行きたい。