山形県長井市の名木「伊佐沢の久保桜(いさざわのくぼざくら)」で撮影した写真を整理してみたので紹介します!
伊佐沢の久保桜は「置賜さくら回廊」の桜の一本なんですが、「国の天然記念物」にも指定されており、「樹齢約1200年」という古木のエドヒガンザクラです。
伊佐沢の久保桜の情報・場所
例年の桜の見頃の時期
4月下旬〜5月上旬頃
伊佐沢の久保桜の場所・地図
伊佐沢の久保桜は、伊佐沢小学校のすぐ近くにあります。専用の駐車場があって無料で利用できました。
桜の見頃の時期には、混雑するので係りの人の案内に従って通行します。
樹齢1200の巨木!伊佐沢の久保桜!
「伊佐沢の久保桜」は、樹齢1200年のエドヒガンザクラの大木で、国の天然記念物に指定されているのですが……
老朽化により十年ほど前に、かなり大掛かりな樹勢回復の処置を受けたため、現在はこのような大きく2つに分かれたような姿になっているそうです。
後ろ側から見るとこんな感じ。
以前の写真を見るともっと太い枝が多く華やかでしたが、だいぶ樹形が変わってしまい少し寂しい感じに。
伊佐沢の久保桜の伝説
1200年と長い歴史を持つ「伊佐沢の久保桜」なのですが…
なんとあの歴史の教科書にも出てくる「坂上田村麻呂」によって植えられた伝えられているそうです!!
なんでも、地元の豪族の娘「お玉」との悲恋伝説が残っているそうです。
その長い歴史の中で火事に見舞われるなどの困難もあったそうです。
しかし、長く重い枝が折れないよう沢山の棒で支えたり、根っこが痛まないよう周囲に木道を整備するなど、地域の人々の手によって今日まで大切に保存されてきたそうです。
こちらは久保桜がある広場の端に植えられていた桜。
なんていう種類の桜でしょうか。手毬みたいになっていて可愛い桜でした。
まとめ…感想
よく目にするソメイヨシノの寿命は比較的短く、平均で60年という説もあったり、最長寿級のものでも樹齢120年ほどだそうで、いかに久保桜が長生きなのかがわかります。
在りし日の久保桜と比較すると大手術の跡が痛々しくも感じますが、樹齢1200年と天然記念物級(というか天然記念物!)の長寿なので、なんとか回復してほしいですね。
桜の開花期間中には、さくらまつりが開催され、地域の方々による売店や屋台などが出され、山形名物の玉こんにゃくなんかもありました!
地域の方による無料ガイドや夜間のライトアップも行われているそうです。