出塩文殊堂のあじさい参道!(山形市)

あじさい参道と出塩文殊堂 散策

山形市のあじさいの名所「出塩文殊堂」へ行ってきた時の写真を紹介します!

山形市西部の村木沢地区にある良向寺の出塩文殊堂は、通称「あじさい寺」と呼ばれています。

毎年、梅雨の時期になると、515メートルある参道の石段の両側に、40種2500株もの紫陽花がしっとりと美しい花を咲かせます。

あじさいの季節にあわせて「むらきざわあじさい祭り」も開催されますよ!

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出塩文殊堂の情報・場所

駐車場は、参道入口付近に十数台、参道の中間辺りに十数台ぐらいあります。

脚の不自由な方は、参道を平行する道路を車で上って参道の中間にある駐車場を利用するといいと思います。

参道入口から出塩文殊堂までゆっくり写真を撮りながら歩くと30分くらいかかります。

普通だと20分くらいでしょうか。

例年のあじさいの見頃の時期

6月下旬〜7月中旬頃

写真を撮影した年はバラバラですが、大体6月下旬から7月上旬に撮影したものです。

同じ頃にお隣の山辺町の玉虫沼近くのラベンダー畑も見ごろを迎えます。合わせて行ってみるのもおすすめです。

玉虫沼農村公園「かおりの広場」のラベンター畑!(山形県山辺町)
山形県山野辺町の玉虫沼の近くにある玉虫沼農村公園「かおりの広場」では、毎年6月中旬から7月中旬頃になるとラベンダー畑が楽しめます! またラベンダーの開花に合わせ「ラベンダーまつり」...

出塩文殊堂の場所・地図

所在地:〒990-2371 山形県山形市村木沢6048

参考ホームページ

むらきざわあじさい祭り – 村木沢振興会

こちらから詳しい駐車場の位置を見ることができます。

出塩文殊堂のあじさい参道

参道入口付近の駐車場から出塩文殊堂まで歩いていきます!

あじさい参道入口
こちらが、あじさい参道の入口!

出塩文殊堂の場所は少しわかりづらいですが、紫陽花の季節にはこのようなのぼり旗が周辺に立てられ、目印になっています。

あじさい参道入口付近
参道の入口付近からびっしり紫陽花が咲いています!

石畳と紫陽花
石畳の参道と紫陽花がなんともいい感じです。薄紫がきれいな紫陽花ですね〜。

出塩文殊堂のあじさい参道
あじさい寺」の名前の通り、参道の両脇に色とりどりの紫陽花が咲いています。

なぜ参道の脇に紫陽花が?」とのことなんですが…

文殊堂(通称:あじさい寺)は真言宗・五台山良向寺の本堂として建立されたものです。そこに続く参道515メートルの石畳は、今から260年ほど前の延享2年に寄進されたものですが、長年の使用と雨などのために参道の定石が崩れて危険な状態となっていました。そこでその保存のために、1987年(昭和62年)から7年の歳月をかけ、参道の両側に土を寄せ側溝を堀ったということです。その折り山形、上山、寒河江及び村木沢地区内の多くの方々からあじさいの苗木を受け、それを植栽しました。その数2,500株、40種。これをあじさい参道と名付けました。
参道の途中には、不動堂、夫婦杉、水子地蔵、弘法大師像があります。

出典:あじさい祭り – 村木沢振興会

地域の人々の協力があってこんなに色とりどりの紫陽花が咲いていたんですね〜!

参道は人がすれ違えるくらいと狭いので特に階段は注意!雨で濡れてると滑りやすい箇所や浮石もあるので、気を付けて歩きます。

急な階段を登る
参道のはじめは緩やか坂ですが、途中、結構急な階段があります!日陰ですが、梅雨時なのでじっとり暑く、階段を登っていくと地味に汗かきます。

急な階段を少し登って…

見下ろすあじさい参道
上から見るとこんな感じ!紫陽花が勢いよく参道まで飛び出しています。

菅谷不動堂

菅谷不動堂
途中、菅谷不動堂という小さなお堂があって、その前にベンチがあるのでここで休憩できます。

夫婦杉

夫婦杉
出塩文殊堂のすぐ手前の奥まった場所に夫婦杉があります。元は二本の杉が合わさって一本になった珍しい木だそうです。

あじさい寺 出塩文殊堂(良向寺)

あじさい参道と出塩文殊堂
で、あじさい参道の向こう側に出塩文殊堂が見えてきました〜!

苔生す参道と出塩文殊堂
紫陽花もきれいですが、参道脇の苔もきれいですね〜。

最後の急な階段を上がって…

出塩文殊堂
こちらが、出塩文殊堂!

お参りをしたら、参道は狭く下からどんどん人が登ってくるので、混雑を避けたいので…

出塩文殊堂の向かって左側の坂を下って、中間地点の広場まで戻り、そこから参道の脇を通る車道を歩いて参道入口の駐車場まで戻りました。

色とりどり!出塩文殊堂の紫陽花

出塩文殊堂には色々な種類の紫陽花が咲きます。そんな紫陽花たちの写真をちょっと紹介!

水色のアジサイ
水色の紫陽花。下から見上げてもきれい!

青色のアジサイ
これぞ紫陽花!」といった感じの涼しげな青色の紫陽花。

アジサイは英語で「ハイドランジア」と言って、「水の器」という意味のギリシャ語が語源だそうです。

ギリシャにも雨季があるんでしょうか。なんとも瑞々しくってぴったりの名前ですね〜。

ちなみに、アジサイの花言葉は「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」だそうです。(参考:アジサイ – Wikipedia

ピンク色のアジサイ
手前はピンク色、奥は紫色の紫陽花。

紫陽花には土壌の成分によって色を変えるものもありますよね。

ちなみに、酸性では青色アルカリ性では赤色だそうです。リトスマ紙と逆なのでちょっと混乱しますね。

紫色のアジサイ
こっちは青紫の紫陽花。

日本の土壌は酸性寄りなので青い紫陽花が多いとか!

白色のアジサイ
もこもこ手毬みたいな白い紫陽花。

ジューンブライドを思わせるような純白が清楚できれいですね〜。

紫陽花は四つの花びらのイメージなんですが、こちらは三つの花びらの花も混ざってて、なんだかかわいいですね〜。

まとめ…感想

石畳と苔の参道と紫陽花…なんとも絵になります!

紫陽花の見頃には、たくさんの人が出塩文殊堂を訪れます。

参道は狭く、所々石が浮いていたり、雨で濡れていたりすると滑りやすかったりする箇所があるので、気を付けて歩いた方がよさそうです。

トイレは参道の中間地点の駐車場の近くにありました。

また、出塩文殊堂付近の道路は道幅が狭いので運転に注意したほうがよさそう。

散策としては距離が短めで少し物足りないところですが、開花のピークは少しずれますが、山辺町の玉虫沼近くのラベンダー畑もこの時期に合わせて訪れてみるのもおすすめ!

個人的散策路評価:★★★☆☆ 星3(玉虫沼のラベンダー畑も合わせれば★5!)
写真一言:少し薄暗いのでプラス気味に撮ったら白とびしてた…orz