栃木県那須町にある「茶臼岳(那須岳)」は日本百名山の一座でもあり、秋は紅葉が素晴らしく関東を代表する紅葉名所のひとつでもあります!
特に一面真っ赤に紅葉する「姥ヶ平」はそれはもう見事です!
景色のうつくしさもありますが、茶臼岳の登山コースはそれほど急な箇所がなく比較的のんびり登山できるので個人的に好きな山でもあります。
以前10月上旬に登山したときの写真を紹介します。
茶臼岳(那須岳)の情報・場所
例年の紅葉の時期
10月上旬〜10月中旬頃。那須ロープウェイのHPには10月5日〜15日頃がピークとありました。
コースタイム
今回は那須ロープウェーを使わないで駐車場から峰の茶屋跡経由で姥ヶ平まで行きました。
所要時間:1時間25分(片道)
峰の茶屋駐車場(50分)峰の茶屋跡(20分)牛ヶ首(15分)姥ヶ平
帰りは茶臼岳山頂には登ら水場や避難小屋がある方からぐるっとまわって峰の茶屋まで行き帰りました。
那須ロープウェイ
那須ロープウェイを使えば茶臼岳の7合目から9合目までいっきに行けます!営業時間や料金は那須ロープウェイのホームページで確認できます。
茶臼岳の場所・地図
地図の場所は那須ロープウェイの場所ですが、この少し先きにある峰の茶屋駐車場に車をとめて車中泊しました。
駐車場は広く夜間使用可能な電気の点くトイレがありました。
参考ホームページ
那須町観光ガイド:茶臼岳周辺の登山・トレッキングマップをダウンロードできます。
鹿の湯:前日立ち寄りました。雰囲気が素敵でした。
源泉 那須山:登山後立ち寄りました。広々としてきれいでした。お菓子の城のすぐ後ろです。
登山の服装
登山前はとても寒かったので
モンベル シャミースジャケット(防寒に)
モンベル レインダンサージャケット(防風に)
を着ていました。
登山中は長袖のTシャツ、休憩中にはレインジャケットを羽織ってました。寒がりの人は休憩中ダウンジャケットなど防寒着があるといいかもしれません。
那須岳は登山初心者にも登りやすい山ですが、山の天気は変わりやすいので、登山の際は必ずカッパを持って行きましょう。
鹿の湯、茶臼岳の星空
前日寄ってきた鹿の湯。なんとも風情のある温泉でした。体の芯までほっかほかに温まって冷え込む夜も暖かかった。
温泉効果に加え、車中泊のために導入した寝袋のナンガ オーロラ600DXがすごく暖かかった!
峰の茶屋駐車場で撮影した星空!
「標高高いから星がよく見えるかな〜」なんて思ってましたが、関東平野からの明かりが意外と明るく、あまり綺麗な星空は見えませんでした。
関東の場合、戦場ヶ原とか奥日光の方まで行かないと光害がひどく綺麗な星空は見えないのでしょうか。
超秒ノイズ低減使ったか忘れてしまいましたが…GF1で星空を撮影するのはなかなかキツイ。
紅葉の那須岳を登山!
峰の茶屋駐車場で車中泊して朝5時半に目を覚ますと…
真っ赤な朝焼けと雲海が!!
ご来光!刻々と変わる空の色がきれいでした!
さすが紅葉のピーク時。朝起きたら駐車場がかなりうまっていて登山開始する頃にはもうほぼ満車状態でした。
夜中も車が続々と駐車場にやってくるので物音でよく寝付けなかったです。耳栓があるといいのかな。
朝日岳(たぶん!)が朝日に照らされて真っ赤に染まっています。
朝食や準備をして6時半に登山開始です!これはいい秋晴れ。
登山道を歩いていくと左手に茶臼岳の山頂が見えてきました!
そして右手には朝日岳がどどーんと見えます!岩肌がなんとも荒々しい。
以前、夏に登ったなぁ〜。写真にはありませんが峰の茶屋跡避難小屋までさくっとやってきました。ここは休憩ポイントなのですが……風がめちゃめちゃ強かった!!
峰の茶屋跡避難小屋から少し先に進んだ茶臼岳の裏側。この辺りすごくモクモクと噴気が出ていました!
震災後の2011年の同じ時期にも登山しましたがそのときより噴気が強く、地熱が暖かく感じました。
この辺りを通るとき「コオォォォオ」と音がするので飛行機かな?と思ったら噴気の音でした!やはり活火山ですね。硫黄臭もするので立ち止まらずさくっと通ります!
茶臼岳の上の方はガレガレであまり植物は生えてないのですが、苔とか何かが生えていた跡が。枯葉も秋らしいですね〜。
茶臼岳の標高は1915m。実はまだ山頂には登った事がありません(汗)
ガレガレは好きじゃなくつい紅葉を優先してしまって…頂上はどんな景色なんだろ。
真っ赤に染まる姥ヶ平!茶臼岳の紅葉!
そして牛ヶ首から見た姥ヶ平!
……ちょっと遅かったぁぁぁ。
本当ならカエデやナナカマドで真っ赤に染まるんですが…既に落葉してしまった模様><
これは以前撮影した姥ヶ平の紅葉!ピークの頃は辺り一面燃えるような赤に染まります!
姥ヶ平へ降りていく途中振り返ると…
真っ赤な紅葉と噴煙を上げる茶臼岳!なんとも凄い眺め!
姥ヶ平まで降りてきて見上げるとこんな感じの雄大な茶臼岳が見えます!上から見た姥ヶ平の白っぽくなっている場所は砂利状になっていてここでちょっと休憩。
絶景!ひょうたん池の逆さ茶臼!
姥ヶ平の近くにあるひょうたん池へ向かいます!木道が整備されていますが、大変狭いので道を譲り合って通行します。
赤や黄色や橙の紅葉と松の緑のパッチワークがきれいです。
ひょうたん池に映る逆さ茶臼岳!これは絶景!
ここは人気の撮影スポットですが、行き止まりになっていて、しかも数人しかいられないほど非常に狭く、写真を撮ったらすぐもとの木道を引き返しました。
秋の登山道を満喫
同じ道をピストンで帰るのもなんなので、今回は少し時間はかかりますが、姥ヶ平から先きの地図では水場や避難小屋ある方をぐるっとまわって登山口まで戻ります。
黄葉がきれいなカエデ。
立派なキノコ!
なぞのベリー。
黄金色のススキもいい感じです。
峰の茶屋跡避難小屋まで出てきたら、行きに通った登山道を通って下山しました。
まとめ…感想
姥ヶ平の紅葉はとても素晴らしく、さすが有名な関東の紅葉名所ですね。また行ってみたくなる茶臼岳登山でした。
茶臼岳の登山道はそれほどキツくなく道もわかりやすいし、那須ロープウェイを使えばさらに楽チンです。
天候の安定した日に、しっかりとした服装・装備で行けば登山を始めたばかりの初心者さんにもおすすめです。
私もまったくの初心者の頃に姥ヶ平の紅葉を見て、本格的に登山しようと道具を揃え出しました。
もちろん登山届けをしっかり提出して、地図も忘れずに持っていきましょう!