長谷堂城跡の彼岸花(山形市)

長谷堂の彼岸花 散策

気がつけば9月ももう半ば!もうすぐお彼岸ですね〜。真っ赤な彼岸花ももうあちこちで咲いている頃でしょうか。

山形市では「長谷堂城跡公園」という公園というか…ちょっとした山というか…沢山の彼岸花が咲く場所があって、散策しながら彼岸花を楽しむことができます!

以前、散策しながら写真を撮影してきたので紹介します!

※写真も追加して追記しました!

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長谷堂城跡公園の場所・情報

例年の彼岸花の見頃の時期

9月中旬〜下旬ごろ

長谷堂城跡公園の場所・地図

地図の場所は長谷堂城跡公園駐車場の場所です。20台くらい駐車できます。トイレは駐車場の隣にある小さな公園にありました。

ちょっとしたプチ登山なのでスニーカーなど歩きやすい靴がいいです。あと、夏は蚊が襲ってくるので長めの靴下履いたり、上着を羽織ったり、蚊対策をしていったほうがいいと思います。

やまがた百名山』の18番目に「城山(長谷堂城跡)」が登録されました!(参考:やまがた百名山

長谷堂城跡をプチ登山

長谷堂城跡公園駐車場に車をとめて長谷堂城址に向かいます!

長谷堂城跡公園の案内図

こちらは、長谷堂城跡公園の案内図。横には杖やストックが置いてありました。

標高は230m、麓からの比高差は約85mあるそうです。ぐるっと歩いてまわると40分ほどかかるそう。

そこまで急ではないのですが、地味に登りがキツイところもあるので、足腰心配な方は、杖を借りて登るといいかもしれません。

長谷堂城跡公園の入口

こちらは、駐車場から一番近い八幡口の入口。今回はここから登山開始です!

八幡神社

こちらは、入口から少し行ったところにある八幡神社!御祭神は、應神天皇(おうじんてんのう)。(参考:山形県神社庁

この神社までは石階段とスロープで歩きやすいのですが、ここから先は舗装されていない道が続きます。

長谷堂城跡の登山道

草が生えて鬱蒼とした場所もありますが、よく整備されていて歩きやすかったです。

長谷堂城跡の遺構 土塁

途中このような看板がところどころあって、長谷堂城跡の遺構について知ることができます。山城オタクにはたまらないかも!?

長谷堂城跡からの眺め

写真撮りつつ20分くらいで頂上の長谷堂城址に着きました〜!

この日はちょっと暑くて登りが地味にキツかった><しかし、天気もよくとてもいい眺め!稲が色づいてますね〜。

この写真の真ん中あたりは山形市中心部で、最上義光公の像がある霞城公園があります。山形駅近くの霞城セントラルがなんとなくわかります。

頂上の広場には、ベンチや東屋の他に長谷堂城址の石碑もありました。

長谷堂城の戦い

この場所は、数年前のNHKの大河ドラマ『天地人』にも登場した、長谷堂城の戦い(1600年)があった場所。展望もよく城を築くのによさそうな場所ですね。

史跡 長谷堂城址の説明

慶長5年(1600年)「出羽の関ヶ原合戦」といわれた攻防戦があり、全国きっての智将、会津の上杉景勝の家老直江山城守兼続が、山形の最上義光を攻めた合戦の折、最上軍の将、志村伊豆守光安が長谷堂城に拠って、2万数千の大群の猛攻撃から、半月間にわたって凌ぎ城を守りきった。

このことから長谷堂城は「難攻不落」として戦史に残ることになったそうです。登ってみるとわかるのですが、天然の要塞と言った感じで落城させるのは大変そうです。

ちなみに、山形城の別名「霞城」は、直江兼続率いる上杉軍が進軍した際、長谷堂城からほど近い菅沢山から山形城を見ようとしたところ、霞みがかかって見えなかったことに由来しているそうです。(参考:Wikipedia – 山形城

長谷堂城跡の彼岸花の群生

再び写真撮ってきたので追記します!

長谷堂城跡の彼岸花の群生

こちらが、長谷堂城跡の彼岸花の群生!先ほどの展望の良い広場のすぐ裏手の土手に彼岸花が群生しています。

鮮やかな彼岸花の群生

私の写真の腕がイマイチなんで、イマイチな写真で申し訳ないのですが、ニョキニョキ彼岸花が群生しています!

なぜ、かつての合戦場に彼岸花が?

彼岸花の保護育成

なんですが…「長谷堂城跡を花の名所に!」とのことで、保護育成しているそうです。花が咲いていると、行ってみたくなりますね!

7月の彼岸花の群生地の様子

ちなみに、こちらは7月の彼岸花の群生地の様子。彼岸花が咲く時期の前にきれいに枯れ草を刈ったりお手入れされてるんですね。ありがとうございます!

彼岸花(ヒガンバナ)

長谷堂城跡で撮影した彼岸花を紹介したいと思います!

長谷堂の彼岸花

真紅の彼岸花は青空に映えます!

きれいな花なのですが……お彼岸の時期になると突如幽霊のごとく生えてくる性質もあって、地域によっては「地獄花」「幽霊花」「死人花」などと不吉な名前で呼ばれることもしばしば。

彼岸花と青空

しかし、別名「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」と言って、サンスクリッド語で「赤い花」という意味から名付けられたそうで「天上の花」という意味もあるそうです。

マイナスイメージが強い彼岸花ですが、そんな素敵な意味もあったんですね〜。かつての合戦場に咲き乱れているっていうのがまたなんとも切ない。

木陰に咲く彼岸花

あと、真っ赤でこんなにうつくしい花ですが…があります!

その為、昔はモグラやネズミよけに田んぼの畝や墓地に植えられていたそうです。「彼岸花は家に植えるな」とよく言われるのはそういうことなんですね。へぇ〜

あざやかな彼岸花

ちなみに、花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「旅情」などだそうです。

参考:Wikipedia – ヒガンバナ

長谷堂観音(最上三十三観音霊場 第十二番札所)

長谷堂にも寄ってきました!

紫陽花と石仏

長谷堂周辺はそんなに多くはないですが紫陽花が植えられています。

梅雨の長谷堂

追記:梅雨にも長谷堂に行ってきました!紫陽花はそれほど多くはありませんが、きれいに咲いていました。

長谷堂

ここが長谷堂観音!なにやらたくさんの紙が貼られています……??

最上霊場 第十二番札所 長谷堂観音

最上霊場第十二番札所長谷堂観音」とありますが、どうやら「最上三十三観音霊場」のひとつになっているようです。

山形県内にこのような霊場が三十三ヵ所ありそれを巡るそうです。

そう言えば山寺だったか、どこか他でもこの一休さんみたいな小坊主の看板を見たような…これが目印だったんですね〜!

長谷堂の梵鐘

こちらは、梵鐘。

長谷堂城跡から見る秋の田んぼ

長谷堂城跡の裏側をぐるっとまわると黄金色に色づく田んぼが見えました〜!実りの秋です!

シャインマスカット

シャインマスカット

こちらは、八幡口のすぐ前のぶどう農家さんの直売所で買ったシャインマスカット!!

房も粒も大きくて1房700円でした!味ももちろん美味しいんですが、シャインマスカットはプリッとした皮の食感がたまりませんっ!

長谷堂城跡公園の近くにはぶどう農家さんが多く、駐車場の隣にも農園さんがありました!

まとめ…感想

彼岸花はとてもきれいな花なので、秋になると撮影したいな〜と思うのですが……咲いてる場所が田んぼだったり、畑だったり、お墓だったりするので、なかなか撮影できないんですよね〜><

なので、こんな風に咲いている場所があると写真を撮るのにありがたいです。

山形市内では、霞城公園の土手なんかにも少しだけ咲いていますよね。他にもどこかこの近辺に彼岸花の名所はあったりするんでしょうか。

綺麗な花ですが…異名が不吉で毒もあるとのことで群生させている場所は少ないのかなぁ。